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え、材料研なのに設計やるの?? ~卒業設計2023~

意味深なタイトルでスタートした今回のDiary。

実はこれ、結構な確率で他大学の同業の先生方から言われることなんです。

毎年言ってることなのですが、本学は全国的にも珍しい、卒業論文と卒業設計の両方を卒研生に課す大学。

なので、材料研である当研究室は、毎年12月を境に実験モードから設計モードへと衣替えするのです。

設計で勝負する訳ではない構造・材料・環境系の研究室に所属されている方々にとって、このシステムについては意見が分かれるところかもしれません。

2月まで実験することができるなら、11月初旬までに大急ぎで実験を終わらせる必要もない訳ですから。

...ただ、山口個人はこのシステム、なかなか悪くないと思っていたりします。

1年のうちの数か月、建築全体のことを考える時期があるのは良いことだと思いますし、材料研究をやった上で設計に身を投じてみると、それまで見えていなかった側面が見えてきたりして、なかなか面白かったりするんですよね、これが。

...って、私見ばっかり述べてしまってすみません💦

去る2月15, 16日の2日間、今年度の卒業設計発表会が行われました。

例によって、彼ら・彼女らの図面の前で記念撮影してきました。

画質高めです。

重くて見づらかったらすみません。

O田君の「桜島の抱擁を受けるターミナル」

K村さんの「橋と里の交わり~体験型資料館からはじまる歴史と人の結節点~」

K藤さんの「空隙を綾なす〜拡大する生活動線・拡がるコミュニティ〜」

N田君の「黄金町コミュニティセンター ~商業地域としての復活を目指して~」

N田君の「海響劇場 - Horizon Hotel 海景と共に響く、特別な舞台から広がる至福の時間」

H野君の「菊陽ハウジング~台湾の暮らしを取り込んだ集合住宅~」

※ 諸事情により、本人不在の撮影となりました。

F嶋君の「回遊する湯山荘 -新たな観光拠点の提案-」

H田さんの「新たな道の駅のあり方 -バスでつなぐ工業の町-」

Mさんの「海に添って、波に沿って -観光資源となる複合施設の計画-」

M濃君の「まちのよりどころ -小倉南区図書館・美術館-」

Y﨑君の「住人の庭」

Y田さんの「自然の抱擁~森の農業探訪~」

...いかがでしたか?

皆なかなかだと思いません?

材料研ではあっても、当研究室の卒研生は毎年よく頑張るんですよね。

最近の子たちは皆コンピュータ (BIM) を使って設計するため、パースがめちゃくちゃ多くて、図面枚数も年々増加傾向にあります。

今年は特に多かった。

30枚 (!) のK藤さんが皆を引っ張った感がありましたね。

彼女、こんなもの ↓ まで準備してたんですから。

必死こいて手描きで卒計をやった指導教員には、隔世の感がありますね...😅

皆さんお疲れさまでした。

さて、学位審査期間はこれをもって終了 (のはず)。

学生研究室は今、昨日までの喧騒が嘘みたいに静かです。

次は本業に戻っての勝負。

来る3月2日に行われる日本建築学会九州支部研究報告会、なーんと当研究室は総勢11名 (OBを1名含む) で乗り込みます!😮

頑張っていきまっしょい!

では、今日はこの辺で。

MY