昨日、今年度になって3回目 (!) の爆発実験を行いました。
本日は、その様子を少しだけご紹介したいと思います。
爆発実験では、熊本大学パルスパワー科学研究所が所有する爆発実験室を利用させていただいています。
この実験室、かなり凄い施設でして、国内の国立大学で爆発実験ができるのはここ熊本大学だけなのです。
実験棟の外観はこんな感じ。
この実験棟には、2つの爆発ピットの他にも、水中爆発実験室、火薬衝撃銃などが完備されています。
僕らはいつも、爆発ピットAの方を使用させていただいています。
最大内径が8mあるたまご型の実験室です。
写真は、その爆発ピットAの頑丈な耐圧扉。
爆発実験の日は、だいたい午前中に試験体を搬入して、試験体表面にグリッドを記入したり、爆薬を成型します。
下の写真は、学生君たちが試験体表面にグリッドを描いている様子。
準備が整ったら、試験体を爆発ピット内に運び入れます。
ノリノリで試験体を運ぶF君とM君。
試験体を台座上にセット。
試験体裏面の高速度画像を撮影するので、爆発生成ガスが回り込まないようにアルミ板を設置します。
爆薬を設置。
まだ電気雷管は結線されていません (結線後は写真撮影はできません)。
計測室内の様子。
写真に写っている円形の観察窓を通して、スポール破壊の高速度画像を撮影します。
今回はやりませんでしたが、オシロスコープを使ってコンクリートのひずみ等を測定することもできます。
念のため補足ですが、本実験は全員が火薬類取扱保安教育を受講の上、充分な安全管理の下で行われています。
今年度も有意義な実験結果が得られますように…
MY