· 

田んぼで実験?!

夏が終わろうとしています。

M1生がインターンシップに行ったり、人によっては里帰りしたりして、研究室に人がやや少なくなるこの時期。

実験の方は、熊本に残っている人だけで進めています。

この時期だけは、研究グループの枠を超えて協力し合いながら実験が進みます。

研究室の人数が少ない頃はいつもこうだったなぁと懐かしく感じている山口だったりします。

今年、エコ班の方で新しい実験がスタートしています。

8月上旬、大小合わせて100本近い円柱供試体を作製しました。

朝からスタートして夕方までひたすら混練。

ヘトヘトになりました。。。

で、これらの円柱供試体がどうなったのかというと...

こうなりました。

???

一体何をおっぱじめたんだ山口研?

...そんな声が聞こえてきそうですね。

皆さんはジャンボタニシってご存知ですか?

外来種の淡水巻貝なんですけど、この貝によるイネの食害に稲作農家さんたちは頭を悩ませているのだそうです。

農薬を撒いても次々と侵入してくるのだそう。

こんな感じでピンク色の卵を産むのが特徴です。

下の画像の右半分にはイネが植わっていないように見えますが、実はジャンボタニシに食い荒らされた跡なんだそう。

ひゃー

そこで立ち上がったのが山口研。

コンクリートは農家さんを救う!

ある特殊なコンクリートでジャンボタニシを誘引して、一網打尽にしてしまおうという作戦です。

ご覧ください、短時間でこの効果。

数日後。

「ちょっと待って、これ普通のコンクリートじゃないでしょ?!」

...その通り、このコンクリートには、ジャンボタニシを誘引するためのある仕掛けが施されているのです。

その仕掛けが何かは...今は内緒です笑

実はこの実験、この道の研究をされている方と学内の発表会で知り合ったことがきっかけでスタートしました。

貴重な機会をいただけたことに感謝。

研究のネタは、いつどこに転がっているか本当に判らないですね。

「建築材料・施工研究室」なのに、建築の範疇から外れた研究もありの山口研。

自由です笑

そういえば、過去にはサンゴ移植技術に手を出したことも。

今回も良い結果が得られるとよいですね。

台風10号直撃による飛行機欠航のため、日本建築学会大会 (in 東京) に参加できなかった当研究室。

旗揚げ以来初めての事態。

東京方面のOB・OGの皆さんにお会いする予定だったのに、残念です。

...めげずに頑張ります。

MY