本日、今年3回目のSIFCON試験体作製を行いました。
あまり馴染みのない材料だと思うので、簡単に説明します。
通常、繊維補強コンクリートの製造では、コンクリートを練り混ぜる際に繊維を分散混入します。
しかし、このやり方では、繊維を混ぜ過ぎるとフレッシュ時のコンシステンシーが大きくなってしまう(コンクリートがバサバサになってしまう)ため、繊維混入率は3vol%程度が限界になります。
一方、SIFCON(Slurry Infiltrated Fiber Concrete)では、予め型枠に繊維を詰め、その間隙にグラウト材を注入して製造するので、繊維形状によっては10vol%以上の繊維混入率を確保することができます。
現在、当研究室ではこのSIFCONの耐爆性能について調べています。
はじめに、型枠に所定量の繊維を詰めます。
繊維が詰まった型枠の様子がこちら。
なかなか凄まじいでしょ?(笑)
使用するグラウト材には、高流動性と材料分離抵抗性を兼ね備えたものを使います。
これについては、共同研究をしているN社さんにとてもお世話になっています。
写真は、漏斗流下時間を測定するM君。
グラウト材の流動性が確認できたら、それを繊維間隙に注入します。
すっごくバブリーなコンクリートですよね (笑)
良い結果が得られますかどうか…
MY